サンプル記事|禁断のライティング術「一文一義のルールで書く」

わかりにくい文章の原因のひとつに「一文が長い」「一文が複雑な構成になっている」という点があります。ひとつの文に、あれもこれもと詰め込まずに、シンプルな文を書くように心がけましょう。

シンプルでわかりやすい文を書く方法として「一文一義のルール」があります。「一文一義のルール」は、わかりやすい文章を書くための最重要ルールです。

目次

一文一義のルールとは?

わかりやすい文章を書くために最も重要なルールは、「一文一義のルール」です。「一文一義」とは、「ひとつの文では、たったひとつのことだけを書く」というルールです。

例文を見てください。

例1:原文

学生からたくさんのレポートが送られてきますが、複数の講師が順にチェックして、最終的には教授から5段階の評価を行いますので、1週間から2週間、結果が届くまでお待ちください。

ひとつの文で4つのことを伝えようとしています。1文が長く、わかりにくくなっています。「一文一義のルール」で以下のように改善します。

例1:改善後

学生からたくさんのレポートが送られてきます。複数の講師が順にチェックします。最終的には教授が5段階の評価を行います。1週間から2週間、結果が届くまでお待ちください。

「一文一義のルール」で、4つの文に分割しました。「一文一義のルール」にしたがって分を短く切っただけで、わかりやすく修正できました。

ただし、一文一義の分が続くと、「短い分の連続でそっけなく感じる。冷たい印象を受ける」という場合があります。その場合は、読みにくくならない程度にいくつかの文をまとめても問題ありません。

例1:再改善後

学生からたくさんのレポートが送られてきます。複数の講師が順にチェックして、最終的には教授が5段階の評価を行います。1週間から2週間、結果が届くまでお待ちください。

太字の文は「一文一義のルール」になっていませんが、この1文があるからといって「わかりにくい」というほどでもありません。「講師のチェック」と「教授のチェック」は一連の流れの作業なので、ひとつの文にまとめてしまっても違和感なく読み進められます。

すべての文を「一文一義のルール」でそろえてしまうことによって、読者に「冷たい印象」「そっけない印象」を与えてしまう場合もあるのです。一度「一文一義のルール」にしたがって修正したあとで、「つなげても違和感のない程度」に、文をつなぎなおすことをおすすめします。

「長い文」「短い文」のメリット・デメリット

わかりやすい文を書くためには、「一文一義のルール」を守って書くことが大事です。ただし、「一文一義のルール」はすべての文章で効果的ということではありません

一文一義のルールのデメリット

短い文が続くと簡潔でわかりやすい一方、冷たい印象を与えてしまうケースもあります。ターゲットや文章の目的によっては、長めの文が好まれることもあります。

たとえば、小説のような文章は「わかりやすく伝えたい」場面もあれば、わざと「わかりにくい表現にしておく」場面もあります。複雑な表現やどちらにもとれるような文章を書いて、読者に想像させたり、考えさせたりするケースです。複雑な文章構成にして、格式高さを演出することもあります。

複雑な文章構成の「長い文」と、シンプルな文章構成の「短い文」(一文一義のルール)では、以下のような印象の違いがあります。

「長い文」と「短い文」のメリット・デメリット

長い文短い文
メリット・複雑な文章構成になるので格式高く感じる
・情緒的な印象や、大人っぽい文章に感じる
・やわらかい印象や優しい印象になる
デメリット・複雑で、わかりにくく感じる・冷たい印象
・断定的、高圧的
・幼い文章に感じる

小見出し

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